シーズン前に薬を飲む

　花粉症のシーズンが来る前に、事前に抗アレルギー剤などの薬を服用して予防する方法があります。
　医師と相談して、最も適していると思われる薬を処方してもらいましょう。
　このタイプの薬は、効果が現れるまでに1週間ほどかかります。中には1ヶ月かかるものもあります。ですから、花粉症のシーズンの1ヶ月前くらいから服用する必要があります。そして、症状が出なくても、シーズン中はずっと使い続けなければなりません。症状が出ないからと言って中止すると、早いときは数日で症状が出てしまうことがあります。そして症状が出てから、またこの薬を飲んでも、効果が現れるまでに1週間から1ヶ月ほどかかりますので、その間は花粉症に苦しめられることになります。
　また、抗アレルギー剤を服用しているときは、症状がほとんど出ずに花粉症が治ったと思いがちですが、症状が出ていなくても医師と相談して、服用を1日おきにするとか薬の量を半分にするなどの方法をとりましょう。この薬は、花粉症を治す薬ではなくて、あくまで花粉症の症状を抑えているだけなので、決して自分勝手に中止してはいけません。
　そして、この薬はシーズンが前から飲み続けるので、長期に渡って服用することになります。ですから、その薬の副作用や服用禁忌はしっかりと把握しておく必要があります。自分自身が薬の副作用や服用禁忌をよく理解して、副作用と思われる症状が出た場合は、早めに医師に相談して、薬の服用を中止したり、他の薬に変更するなどの対応をしてもらいましょう。

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